脂性肌 ニキビに悩んでいます。
脂性の肌に悩んでいます。
中学生ぐらいからニキビがひどく、沢山出来ていて赤ら顔で毛穴も黒ずみ広がっている状態です。
色々な皮膚科に行って塗り薬、飲み薬を使ってきましたがどれも効果がありませんでした。
脂性の肌を改善しないとニキビや毛穴の黒ずみは改善しないのかなと考え治療を受けたいと考えています、Q 脂性肌を改善しないとニキビは改善しないのか?
長年にわたる脂性肌・ニキビ・赤み・毛穴の黒ずみ──
「何を試しても効かない」というご心配、よくわかります。
当院では 外側と内側の両面から“皮脂・炎症・角化異常・ホルモンバランス”を同時に整える複合治療 を行い、再発しにくい肌質づくりを目指しています。
脂性肌・ニキビに対して必要な治療方針。
実際に診察した際に、個々の肌状態に応じて 治療法を選択し提案することになります。今回は、概要として提示したいと思います。
脂性肌ニキビに対する治療では、以下5点を踏まえて治療計画を立てます
- 皮脂分泌のコントロール(過剰なテカリ・赤ニキビ対策)
- 毛穴詰まり・黒ずみの改善
- 炎症・赤みの鎮静
- 体内バランス・ホルモンケア(“内側からのニキビ治療”)
- ニキビ跡・開いた毛穴の質感改善
皮脂分泌抑制のための治療
皮脂分泌のコントロールには、以下のアプローチが考えられます。
- レーザー等を使用した皮脂腺の抑制
- ホルモンバランスからの影響を軽減
- 慢性的な肌乾燥対策 日々のスキンケアの見直し
レーザー等を使用して皮脂腺を抑制し 同時に毛穴内部を殺菌。皮脂腺抑制を促します。ホルモンからの影響も考慮し、治療計画を立てます。
長く続く脂性肌・ニキビ肌の場合、慢性的な肌の乾燥があります。肌の乾燥は、肌の赤みにも影響を与えているため、保湿力を高めて表皮を安定させる必要があります。日々のスキンケアの見直しも同時に行う必要があるのです。
機器を使用した皮脂腺抑制
主な治療 | 作用ポイント | 特徴 |
---|---|---|
窒素プラズマ治療 | 皮膚深層まで均一エネルギー → 強力殺菌+皮脂腺抑制 |
重症ニキビにも使用。 3〜7日薄いカサブタが出る場合あり |
450 nm ブルーレーザー |
アクネ菌のポルフィリンを標的に 殺菌・皮脂腺縮小 |
赤み・毛穴の開きにも◎ |
FRAC3® | 皮脂腺に三次元的に熱集中 → 皮脂量を減らす |
ダウンタイムほぼなしで殺菌+皮脂抑制+跡ケア |
体内バランス ホルモンケア
アプローチ | 説明 |
---|---|
体内バランスチェック 遅延型フードアレルギー検査 |
ミネラル過不足や糖化ストレスを数分で測定し、食事・サプリ計画を個別化 |
抗アンドロゲン療法 | 女性のホルモン由来皮脂過多を是正。血液検査と並行して安全管理 |
漢方薬・プラセンタなど | ホルモン調整・抗炎症・活性酸素除去で「にきびができにくい体質」へ |
毛穴詰まり・黒ずみへの治療例
ハイドラフェイシャルMD
渦巻き状の水流で角栓を吸引しながら美容液を導入。
Wish PRO®磁気導入
洗浄後の素肌に抗炎症・保湿カプセルを深層浸透。
炎症・赤みの鎮静 → 肌の保湿力を高める
各種ヒアルロン酸導入
皮膚表層の保護 保湿力の向上 鎮静
Wish PRO®磁気導入
洗浄後の素肌に抗炎症・保湿カプセルを深層浸透。
高濃度ビタミンC点滴 他 点滴療法
活性酸素除去 炎症の鎮静 皮膚の再構築を補助
まとめ
脂性肌ニキビの場合、皮脂腺抑制のみに注目してしまうと、内在する肌の乾燥に対する対応がおろそかになりがちです。
脂性肌と乾燥肌は、実は同じ状況であると考えることが重要です。
肌が乾燥すると、乾燥から肌を守るために皮脂の分泌を促進させます。しかし皮脂の分泌が増えると、過度に除去されやすくなり、更に乾燥が進みます。
その結果 角質の状態が悪化し、結果としてバリア機能は低下。角質は肥厚します(角化異常)。
バリア機能が低下したことで、外部からの刺激に弱くなり、赤みが出たり敏感肌となります。
角質が肥厚すると毛穴をふさぎニキビになります。
このスパイラルから脱却すること目指します。
当院では 外側と内側の両面から“皮脂・炎症・角化異常・ホルモンバランス”を同時に整える複合治療 を行い、再発しにくい肌質づくりを目指しています。